シミュレーション simulation 2005 5 9

 今日(2005年5月9日)は、朝鮮半島の問題を考えてみましょう。
最近、北朝鮮の核問題のニュースが多くなりました。
 追いつめられた北朝鮮が、どう行動するか。
政治的な条件を無視して、軍事的に考えれば、どうなるか。
 アメリカや日本に対して、軍事的な行動をすれば、
北朝鮮は、破滅します。
これは、さすがの北朝鮮でも理解しているでしょう。
 北朝鮮にとって、残された手段は、
韓国を軍事占領する方法しかないでしょう。
 今の北朝鮮の軍事力からすれば、
楽にソウルを占領できるでしょう。
(ソウルは、軍事境界線である38度線に、あまりにも近いのです。
こうした状況は、北朝鮮から見れば、
目の前に餌がぶら下がっているようなものでしょう)。
 こうしたことを、中国は、黙認するでしょう。
いや、今の政治状況からすると、
アメリカも日本も、黙認するかもしれません。
(今の状況で、アメリカが多大な犠牲者を出してソウルを回復しても、
アメリカにとって、得るものは少ないでしょう)。
 さて、どのような経緯で朝鮮半島が統一されても、
朝鮮半島は、破綻するしかないでしょう。
それは、朝鮮半島を、年金などの社会保障で考えれば、わかることです。
 「社会主義国の優等生」と言われた東ドイツが、
西ドイツと合併して、どうなったか。
統一ドイツの苦境は、旧東ドイツ地域が、経済的に重荷になっていることです。
社会保障の面でも、大きな重荷になっているでしょう。
 「社会主義国の優等生」と言われた東ドイツでさえ、
統一ドイツの重荷になっているのです。
北朝鮮は、「社会主義国の優等生」と言えるのでしょうか。
 多くの人は、国家というものを軍事力で考えてしまいます。
しかし、本当は、国家というものを、あるいは国力を、
年金などの社会保障で考えるべきです。
それで、国家の本当の実力がわかるのです。
 そういうわけで、どのような経緯で朝鮮半島が統一されても、
朝鮮半島は、経済的に破綻するしかないでしょう。
 資本主義国になるということは、
自分たちの老後の資金(年金)は、
毎月の給料から年金を積み立てるか、税金で年金を積み立てることを意味します。






































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